コンポーネントのカスタムインストールとアンインストール |
必要に応じ、該当するそれぞれのパッケージをインストール/アンインストールすることで、特定のDr.Web for UNIX Mail Serversコンポーネントのみをインストール/アンインストールできます。カスタムコンポーネントのインストールまたはアンインストールは、製品のインストールと同じ方法で実行します。 コンポーネントを再インストールするには、まず初めにそのコンポーネントをアンインストールし、その後再度インストールしてください。 •Dr.Web for UNIX Mail Serversコンポーネントのインストールとアンインストール: リポジトリまたはユニバーサルパッケージからルートメタパッケージをインストールする代わりに、機能を制限してDr.Web for UNIX Mail Serversをインストールする必要がある場合は、必要な機能を提供するコンポーネントパッケージのみをインストールできます。依存関係を解決するために必要なパッケージは自動的にインストールされます。以下の表は、一般的なDr.Web for UNIX Mail Serversタスクを解決するために設計されたコンポーネントセットを示しています。インストールするパッケージ列には、特定のコンポーネントスイートを取得するためにインストールする必要があるパッケージのリストがあります。
リポジトリからインストールされたDr.Web for UNIX Mail Serversコンポーネントのインストールとアンインストール Dr.Web for UNIX Mail Serversをリポジトリからインストールした場合、コンポーネントのカスタムインストール/アンインストールには、お使いのOSで使用されているパッケージマネージャーのコマンドを使用します。以下はその例です。 1.CentOS上にインストールされているDr.Web for UNIX Mail ServersからDr.Web ClamD(drweb-clamdパッケージ)をアンインストールするには、次のコマンドを使用します。
2.UbuntuにインストールされているDr.Web for UNIX Mail ServersにDr.Web ClamD(drweb-clamdパッケージ)を追加でインストールするには、以下のコマンドを使用します。
必要に応じて、お使いのOSで使用されているパッケージマネージャーのヘルプを参照してください。 ユニバーサルパッケージからインストールされたDr.Web for UNIX Mail Serversコンポーネントのインストールとアンインストール Dr.Web for UNIX Mail Serversがユニバーサルパッケージからインストールされていて、コンポーネントのパッケージを追加でインストールまたは再インストールする場合、Dr.Web for UNIX Mail Serversのインストール元のインストールファイル(.run拡張子の付いたファイル)が必要です。このファイルを保存していない場合は、Doctor WebのWebサイトからダウンロードしてください。 インストールファイルを展開する .runファイルを実行する際は、以下のコマンドラインパラメータを指定することもできます。 --noexec - インストールプロセスを開始せずに、Dr.Web for UNIX Mail Serversのインストールファイルを展開します。ファイルは TMPDIR 環境変数で指定されたディレクトリに置かれます(通常は /tmp)。 --keep - インストール完了後にDr.Web for UNIX Mail Serversのインストールファイルとインストールログを自動的に削除しません。 --target <directory> - Dr.Web for UNIX Mail Serversのインストールファイルを、指定されたディレクトリ <directory> に展開します。 .runファイルの起動時に指定できるコマンドラインパラメータの一覧を表示するには、以下のコマンドを入力します。
カスタムインストールでは、展開されたインストールファイルを使う必要があります。それらのファイルが含まれたディレクトリがない場合、初めに展開します。その際、以下のコマンドを入力します。
コマンドが実行された後、ディレクトリ <directory> 内に、ネストされたディレクトリの名前 <file_name> が現れます。 コンポーネントのカスタムインストール RUNインストールファイルには、Dr.Web for UNIX Mail Servers のすべてのコンポーネントのパッケージ(RPMフォーマットで)とサポートファイルが含まれています。各コンポーネントのパッケージファイルは以下の構造を持っています。
<version> は製品リリースのバージョンと時間が含まれたストリングで、<platfrom> はDr.Web for UNIX Mail Serversが対象としているプラットフォームです。Dr.Web for UNIX Mail Serversのコンポーネントが含まれているパッケージの名前はすべて「drweb」プレフィックスで始まります。 パッケージマネージャーはインストールキットでのパッケージのインストール時に有効になります。カスタムインストールでは、サービススクリプト installpkg.sh を使用する必要があります。その際、まずインストールパッケージのコンテンツをディレクトリに展開する必要があります。
コンポーネントパッケージのインストールまたは再インストールを開始するには、展開されたインストールキットのあるディレクトリに行き、コンソール経由で以下のコマンドを実行します(または、グラフィカルモードのターミナルエミュレーター経由)。
例:
Dr.Web for UNIX Mail Servers全体のインストールを開始する必要がある場合は、以下のコマンドを使用して自動インストールスクリプトを実行してください。
その他、製品のルートメタパッケージを実行することで、すべてのDr.Web for UNIX Mail Serversパッケージをインストールできます(欠けているか、誤って削除してしまったコンポーネントをインストールするため)。
コンポーネントのカスタムアンインストール お使いのOSがRPMフォーマットのパッケージを使用している場合、コンポーネントのカスタムアンインストールでは、OSのパッケージマネージャーの該当するアンインストールコマンドを使用します。 •Red Hat Enterprise LinuxとCentOSでは、yum remove <package_name>コマンドを使用します。 •Fedoraでは、yum remove <package_name>またはdnf remove <package_name>コマンドを使用します。 •SUSE Linuxでは、zypper remove <package_name>コマンドを使用します。 •Mageiaと OpenMandriva Lxでは、urpme <package_name>コマンドを使用します。 •Alt LinuxとPCLinuxOSでは、apt-get remove <package_name>コマンドを使用します。 例(Red Hat Enterprise Linux の場合):
お使いのOSがDEBパッケージを使用している場合(MSVS 3.0 OSを使用している場合も)、またはOSにパッケージマネージャーがない場合(FreeBSD)、カスタムアンインストールでは、Dr.Web for UNIX Mail Serversのインストール中に自動的にインストールされるパッケージマネージャーzypperを使用する必要があります。これを行うには、<opt_dir>/bin(GNU/Linuxの場合は/opt/drweb.com/bin)ディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行します。
例:
Dr.Web for UNIX Mail Servers をアンインストールする必要がある場合は、以下のコマンドを入力して 自動削除 スクリプトを実行します。
コンポーネントを再インストールするには、まずそのコンポーネントをアンインストールし、その後、インストールキットからのカスタムインストールまたはフルインストールを実行することで再度インストールします。 |