3.5.1. 脅威の削除

スキャンが開始されると、スキャンプロセスの進行状況、現在スキャンされているファイルの名前、およびその他の統計情報が表示されます。

検出された全ての脅威の一覧がウィンドウ中央に表示されます。

説明

File

検出された、感染したオブジェクトまたは疑わしいオブジェクトへのパス

Details

脅威に関する情報(脅威の種類やウイルス名など)

Action

感染したオブジェクトに適用されたアクションに関する情報(オブジェクトに対していずれのアクションも適用されなかった場合、このフィールドは空になります)

Time

脅威が検出された日付

 

scanning_results

図 5. 検出された脅威の表示

自動プロセスモードでは、Scanner Daemon は検出された脅威に対して この設定内で指定した アクションを適用します。

手動プロセスモードでは、Scanner Daemon は検出された脅威についてユーザーに通知するのみです。スキャン終了後に、感染したオブジェクトの正常な機能を復元(修復)、またはオブジェクトが修復不可能な場合には脅威を削除(削除)することが可能です。

脅威の手動プロセス

1.脅威(1つの脅威、または同タイプの複数の脅威)に対してアクションを適用するには、リストからオブジェクトを選択してください(連続する複数のオブジェクトを選択する場合はSHIFTキーを、離れた複数のオブジェクトを選択する場合はCTRL キーを押したまま選択してください)。
2.以下のいずれかを実行してください。
Cure(修復) ボタンをクリックして感染したファイルの修復を試みます。
Cure(修復) ボタンの近くにある矢印をクリックし、リストから他のアクションを選択します。
オブジェクトを選択してマウスの右ボタンを押し、表示されたメニューから必要なアクションを選択します。

処理を行うための権限が不足している場合、 Dr.Web Anti-Virus for Linux は権限を昇格させるかどうかを確認します。

 

privilege_en

図 6. Dr.Web 権限付与設定画面

 

warning

目的のファイルがウイルスだった場合、修復 アクションが適用された結果として削除されることがあります。

 

アクションには以下のような制限があります。

疑わしいオブジェクトを修復できない。
ファイルではないオブジェクト(例:ブートセクター)の隔離、名前の変更、または削除は出来ない。
アーカイブ、またはコンテナ内の個々のファイルに対して、およびメールメッセージの一部に対してはいずれのアクションも適用できない。この場合、アクションはオブジェクト全体(アーカイブ、コンテナ、メールメッセージ)に対して適用されます。

 

warning

隔離 に移動した疑わしいファイルを、解析の為に Dr.Web に送信することができます。http://vms.drweb.co.jo/sendvirus/ 上にあるフォームを使用してください。

 

3.アクション適用後、その結果が Action の列に追加されます。
4.Scanner のメインウィンドウに戻るには New scanning ボタンをクリックします。