4.7 複数のユーザーによる Dr.Web Anti-Virus for Linux の同時使用

1台のコンピューター上で異なるユーザーがそれぞれの Dr.Web Anti-Virus for Linux のコピーを起動・使用することができ、それらは全て同時に且つ別々に動作することが可能です。

各ユーザーの Dr.Web Anti-Virus for Linux 初回起動時に、以下のファイルおよびディレクトリがユーザーホームディレクトリ(~/.drweb)内に作成されます。

Dr.Web Scanner Daemon のユーザー設定が保存される、メイン設定ファイル drweb32.ini のコピー
特定のユーザーに対する設定が保存される、SpIDer Guard および Dr.Web Anti-Virus for Linux Control Desk コンポーネントの設定ファイルのコピー(それぞれdrweb-spider.conf および drweb-cc.conf
ライセンスキーファイル /opt/drweb/drweb32.key へのシンボリックリンク(このファイルの有る無しに関わらず)。指定された場所にこのファイルが有る場合、デフォルトで全てのユーザーがファイルを利用することができます。それ以外の場合、ユーザーは ライセンスマネージャ 経由でライセンスキーファイルを取得するよう促されます。
Dr.Web エンジン /var/drweb/lib/drweb32.dll へのシンボリックリンク。定期的な更新が数回行われた後に、このシンボリックリンクは アップデーター モジュールによって本物の drweb32.dll ファイルと置き換えられる場合があります。
SpIDer Guard および Dr.Web Anti-Virus for Linux Control Desk のソケット
ユーザーウイルスデータベースおよび一時ファイルが保存されるディレクトリ、および Quarantine(隔離) ディレクトリ

Dr.Web Anti-Virus for Linux 集中管理モード で動作している場合、コンポーネントの設定は全てのユーザーで同一のものになります。