4.5 ファイルをスキャン対象から除外

スキャンの対象から除外したいファイルおよびディレクトリのリストを作成することが出来ます。Scanner Daemon および SpIDer Guard で同じ手順を使用します。

Quarantine(隔離) ディレクトリ(通常、ユーザーホームディレクトリ内の/.drweb サブディレクトリ)は検出された脅威を隔離するためのものであり、そこへのアクセスはブロックされているためスキャンの必要が無く、このディレクトリはデフォルトで除外リストに含まれています。

 

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Exclusions(除外) タブのデフォルト設定は、お使いのシステムに対する完全な保護に最適なものとなっています。不必要に変更しないことを推奨します。

 

除外リストの設定

1.Dr.Web Anti-Virus for Linux コンポーネントの除外設定を開くには、以下のいずれかを実行してください。
Scanner Daemon 除外リストを設定するには、Tools メニュー内で Settings をクリックし、Scanner を選択して Exclusions タブを開きます。

scanner_exclusions

図 13. Scanner DaemonExclusionsタブ

SpIDer Guard 除外リストを設定するには、Control Desk Tools メニュー内で Settings をクリックし、SpIDer Guard を選択して Exclusions タブを開きます。

Quarantine(隔離) フォルダは検出された脅威を隔離するためのフォルダであり、そこへのアクセスはブロックされています。そのためスキャンの必要が無く、デフォルトでスキャンの対象から除外されています。

2.必要に応じ、除外するファイルのリストを変更します。
ファイルまたはフォルダをリストに追加するには、add ボタンをクリックしてオブジェクトを選択します。選択を変更するには choose をクリックしてください。
全ての種類のアーカイブを除外するには、Scan archives フラグを無効にしてください。
SpIDer Guard では、1つのファイルに対するスキャン時間の上限を指定し、常駐モニターが破損したファイルのスキャンに時間をかけないようにすることが出来ます。
Scanner Daemon では、スキャンされていないファイルの、スキャン結果内での表示を設定することが出来ます。
3.必要な設定を全て編集した後、変更を保存するには OK を、全ての変更を破棄するには Cancel をクリックしてください。