4.10.1 集中管理モードの設定

必要に応じ、インストールした Dr.Web Anti-Virus for Linux アンチウイルスソリューションを使用して、Dr.Web® Enterprise Security Suite によって保護された企業ネットワークに接続することが可能です。そのような集中管理モードで動作させるために追加のソフトウェアをインストールしたり、Dr.Web Anti-Virus for Linux をアンインストールする必要はありません。

 

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Dr.Web Agent を集中管理モードで起動させるには、drweb-agent-es パッケージがインストールされている必要があります。

 

集中管理モードを使用するには

1.アンチウイルスネットワーク管理者に連絡し、パブリックキーファイルおよび集中管理サーバーに接続する為のパラメータを入手してください。
2.Control Desk Tools メニューで Settings を選択して設定画面を開きます。
3.Mode タブを選択します。

Mode_set_init_en

図 24. Modeタブ

1.会社の集中管理サーバーに接続するために、Use central protection server チェックボックスを選択してください。
2.集中管理モードに切り替わると、Dr.Web Anti-Virus for Linux は前回の接続パラメータを復元します。サーバーへの初回接続時や接続パラメータが変更されている場合は以下の手順を実行してください。
Connection Settings ボタンをクリックし、集中管理サーバーとの接続を確立するためのパラメータ設定のウィンドウを開きます。

Mode_agent_conf_initial_en

図 25. 接続調整設定

集中管理サーバーの IP アドレスを入力します。
サーバーに接続する為のポート番号を入力します。
パブリックキーエリアをダブルクリックし、必要なファイルを参照内から選択してパブリックキーファイルを指定します。
3.他のサーバーに接続する場合は、以下を行ってください。
Connection Settings ボタンをクリックします。表示されたウィンドウで、Step5と同様に新しい接続パラメータを設定します。OK をクリックして設定を保存します。
再度 Connection Settings ウィンドウが開き、設定が保存されていることを確認します。 問題なければ OK をクリックしてください。これ以降、設定が有効になります。

接続設定を変更するには、管理者権限が必要です。通常、surootパスワード、もしくは sudo のユーザーパスワードを指定します(sudo のユーザープロファイルが正しく設定されている場合)。GNU/Linux ベースのいくつかのOSでは、モード/パスワードの別の組み合わせが使用される場合があります(例えば、sudoroot パスワードを使用するなど)。

Mode_set_su_en

図 26. 権限の選択

集中管理モードでは、企業のセキュリティポリシーに準拠して、または購入したサービスのリストに応じて Dr.Web Anti-Virus for Linux のいくつかの機能および設定が変更・ブロックされる場合があります。このモードでの動作に必要なキーファイルは集中管理サーバーから受け取ります。個人 キーファイル は使用できません。