4.10.5 スタンドアロンモードの追加設定

集中管理サーバーとの接続確立設定が調整されると、いくつかの Dr.Web Anti-Virus for Linux コンポーネント(Dr.Web Monitor および Dr.Web Agent)の設定ファイルが変更されます。対応するファイル monitor.conf および agent.conf/etc/drweb/ ディレクトリに保存されます。

Dr.Web Monitor の場合

設定ファイル[Monitor]セクションのRunAppListパラメータ値が変更され、Dr.Web Monitor によって起動されるモジュールのリストに Dr.Web Agent モジュールが追加されます(AGENT値)。

Dr.Web Agent の場合

設定ファイル[EnterpriseMode]セクションのUseEnterpriseModeパラメータ値がYesに変更され、集中管理サーバーのホスト名がServerHostパラメータ内で、ポート番号がServerPortパラメータ内で指定されます。

そのため、Dr.Web Anti-Virus for Linuxスタンドアローンモードに切り替えると、それらのパラメータ値を手動で変更する必要が生じる場合があります。デフォルト値を復元するには

RunAppList = AGENT (または空のまま)、
UseEnterpriseMode = No
ServerHost = 127.0.0.1
ServerPort = 2193 を指定します。

Dr.Web Monitor を無効にするには/etc/drweb/drweb-monitorファイル内のENABLE変数の値を 1 から 0 に変更します。

 

warning

drweb-monitor enableファイルの場所は Dr.Web Anti-Virus for Linux のインストール方法によって異なります。

UNIX系システム向けディストリビューションパッケージ からインストール

ファイルはdrweb-monitor.enableという名前で/etc/drwebディレクトリに置かれます。

ネイティブDEBパッケージ からインストール

ファイルはdrweb-monitorという名前で/etc/defaultsディレクトリに置かれます。

ネイティブRPMパッケージ からインストール

ファイルはdrweb-monitor.enableという名前で/etc/sysconfigディレクトリに置かれます。