エラーの解決:
1.エラーが発生しているコンポーネントの名前が分からない場合は、ログファイルを確認して特定してください。 2.エラーがSpIDer Guardコンポーネントによって発生している場合、コンポーネントのモードにOSによってサポートされていないものが選択されている可能性があります。選択されているモードを確認し、必要に応じて AUTO 値(設定ファイルの [LinuxSpider] セクション内 Mode パラメータ)を設定することで、それを変更してください。 モードの確認・修正には、コマンドライン管理ツールの コマンド を使用できます。
•AUTO の値を設定するには、以下のコマンドを実行します。
# drweb-ctl cfset LinuxSpider.Mode AUTO
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•パラメータ値をデフォルトに復元するには、以下のコマンドを実行します。
# drweb-ctl cfset LinuxSpider.Mode -r
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引き続きエラーが発生する場合は、 SpIDer Guard用のローダブルカーネルモジュールを手動で作成・インストール してください(ユーザーマニュアルの付録 E参照)。
Dr.Web for Linuxのユーザーマニュアルフルバージョンは
•Doctor Web公式サイト https://download.drweb.com/doc/ からダウンロードできます(インターネット接続が必要です)。 •PDFファイルは /opt/drweb.com/share/doc ディレクトリで見ることができます(名前のサフィックスは言語を示しています)。

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SpIDer Guardの動作とローダブルカーネルモジュールの動作は、検証された Linux ディストリビューション上でのみ保証されています(システム要件 参照)。
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3.エラーがSpIDer Gateによって発生している場合、別のファイアーウォールとの間に競合が起こっている可能性があります。例えば、SpIDer GateはFedora、CentOS、Red Hat Enterprise Linux の FirewallD と競合することが分かっています(FirewallD は起動の度に、SpIDer Gateによって指定されたトラフィックルーチンのルールを損なわせます)。このエラーを解決するには、以下のコマンドを実行することでDr.Web for Linuxを再起動させてください。
# service drweb-configd restart
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または

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FirewallD の動作を許可する場合、SpIDer Gateのエラーは FirewallD が再起動(OSの再起動を含む)する度に繰り返し発生する可能性があります。FirewallD を無効にすることで、このエラーを解決することができます(お使いのOSに付属している FirewallD のマニュアルを参照してください)。
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4.エラーが別のコンポーネントによって発生している場合は、以下のいずれかの方法によって、そのコンポーネントの設定をデフォルトに復元します。 •drweb-ctlcfshowおよびdrweb-ctlcfsetコマンドを使用します。 •コンポーネントセクションからすべてのパラメータを削除することで、手動で設定ファイを編集してください。 5.この手順で問題が解決しない場合は、Dr.Web for Linux設定をデフォルトに戻してください。 設定をデフォルトに戻すには、次のコマンドを実行するなどによって、設定ファイル /etc/opt/drweb.com/drweb.ini のコンテンツをクリアします(設定ファイルのバックアップを作成することが推奨されます)。
# cp /etc/opt/drweb.com/drweb.ini /etc/opt/drweb.com/drweb.ini.save
# echo "" > /etc/opt/drweb.com/drweb.ini
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設定ファイルのコンテンツを削除した後に、次のコマンドを実行することでDr.Web for Linuxを再起動させます。
# service drweb-configd restart
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